ウオレンバフェットから学べること

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第1回目の記事では、FXトレードで大成功された3人について言及した。

3人とも共通しておっしゃることは、「運」と「環境」に恵まれていたこと。

半分は謙遜もあるだろうが、半分は事実だと思う。

努力だけでは成功できなかったことはご自身から告白されている。

そこで世界一の投資家、ウオーレン・バフェットならどうなんだろうと調べてみた。

FXには相いれない部分もあるが、

共通した部分、学べる部分もあると感じた。

彼はどうやって成功をなしとげたのか?

ほんの2,3の原則を守り続けていただけ!

そして、面白いことに、彼の原則は幼い頃の環境で形成された部分が大きい。

彼の思想をわたしなりに編集してみた。

成功の追い風となった子供の頃の環境

その1;

1930年8月30日生まれであること。

これはあの大恐慌のたった1年後である。

アメリカ市民が貧困に飢えていて、経済的自立に必死になっていた時代。

さらにネブラスカのオマハという田舎で生まれた。

これはどういう意味か?

お金を稼がねば!!という必死な態度は

この田舎町にこの時期に生まれたからであり、

必然的に起こったことに過ぎない。

その2;

彼の性格がシャイであったこと。

友達とも交流ができず、彼はビジネスマンである父の書斎に閉じこもり、

1日中ビジネス書を読みあさり、お金儲けに興味を持つようになった。

彼は子供ながらにビジネスや株に関する知識を得た。

その3;

彼の祖父がたまたま雑貨屋を経営していたこと。

祖父のお店で売っているコカ・コーラを訪問販売しだした。 

6個売って5セントを稼いだ。

その後、チューインガムと雑誌も売った。

これが彼の最初のビジネスであった。

その4;

そして11歳のとき、コツコツためた貯金で初めての株を買った。

買った直後は価格が元本を割ったが、彼は粘って売らなかった。

すると、利益を出し始めた。

彼が今でも大切にしている「長期保有」の理念はここから始まっている。

買った株というのが、ガスとガソリンの株だったので、かなりの上昇をみた。

子供にして大金を手に入れた。

大恐慌が終った直後だったので政府がインフラの復興に力を入れて、その波にのった彼はラッキーとしか言えない。

もう一つの偶然がある。

彼が株式投資を初めて間もないころは戦時中だった。

そして戦時中、暴落した米国株は急激な復興を経験し、彼はそれに便乗することができた。

ただ!!当時多くの人は株を手放した。

しかし、彼は長期保有することによって、巨大な富を築き上げた。

これは素直に彼の才能の賜といえるのかもしれない。

日本で言えば、1960年代の日本は高度経済成長の時代に突入し、

その波に乗って投資をした人は大儲けをしたのと同じだ。

投資が難しい2025年とは違う。

以上の一連の出来事を天才的なこと、努力と解釈されるだろうか?

わたしは、人の「一期一会」と同じく、人生でのある出会い、環境が整っていないと、努力だけでは成功はないと思う。

ベン・グラハム教授から学んだこと

もちろん、彼は努力もした。

大学でベン・グレアム教授から投資の授業も受けた。

バブル相場では誰もが振り返ってこう思う。

「去年は儲かった。今年はもっと儲かるに違ない。

だから借金までして投資をする。

そして、誰かが大金を稼いだ話を聞くと

自分もやらなきゃ!

と焦って飛びつく。

みんなが見ているのは、

バックミラーだけ。

そして、最近儲かっていなければ、

ここはだめな市場なんだ!と判断する。

つまり、何が言いたいか?

彼らはビジネスの本質を見ていないということ、

本当はそこにこそ巨大なチャンスがあるということを言いたい。

かれは大学でベン グレアム教授からそう教わった。

「数字に基づいて割安なものを変え。」

それが1949年のこと。

かれはそれ以来、安くて使えそうな銘柄を探し続けた。

まるで道に落ちている吸殻を拾うように・・・

でもそれでも少しはまだ吸える、タダだし…

そうやってそれを吸い捨てて、また別の吸殻を探す。

それがかれのスタイルだった。

しばらくそれをやっていたが、かれはそれが過ちだと気づいた。

これではあまり大きな資金は稼げない。

そこで彼は今ではこう考えている。

安価なだけではだめ。

すばらしいビジネスを低価格で買わないといけない。

素晴らしいビジネスとは?

彼は自分が理解できるビジネスにしか投資しない。

だからマイクロソフトには手をださなかった。

ここでいう「理解」とは製品が何かということではない。

10年、20年先、そのビジネスがどうなっているかを想像できるかどうかだ。

つまり、国民の年金なら10年後いくらもらえるかが計算できる。

それに類似した感じで、その企業のキャッシュフローがほぼ計算できること。

確かに、将来世の中がどう変わろうとも、

基本的な人のものの考え方、感じ方は変わらないはず。

それを参考にしながら彼は企業の競争性、ビジネス理論、経済性を見て、

投資額がいくらぐらいになってかってくるかを計算する。

これはFXに例えると、どういうことなんだろう?

安いところで買う押し目買いならどこでもいいというのでなく、

この先伸びるはずだという相場での押し目買いを探すことに通じているのかも知れない。

好機を見逃すな!

彼の告白によると、これまでにした失敗は、

行動した結果による失敗ではなく、行動しなかったことによる失敗について語っている

つまり、できるとわかっていながら、躊躇して行動しなかった、

ただ指をくわえてみていただけ、その損失は帳簿には記録されないものの、

彼はこれをするなという。

例えば20年前、ファニーメイという会社が問題を抱えていて、

彼はその会社をほぼ無料で買収するチャンスがあったにもかかわらず、やらなかった。

その損失は少なく見積もっても約750億円。

マイクロソフトのように彼が理解していないビジネスについては気にしないが、

しかし、ファニーメイのことは彼は理解していた。

だからあれは痛かったと彼は言う。

人生でチャンスは突然やってきてあっという間に消える。

だからこそ、だからそれを掴む力が必要。

この話はFXに通じるものがある。

株であれ、FXであれ、チャンスは突然やってくる。

第1回目の記事で紹介した3人がいるが、

実は3人ともひとつの同じことを言われている。

それは・・・・

「自分は運がよかっただけ」

もちろん、生徒からは「先生、それはご謙遜でしょ」と言うのは当然。

しかし、私はどう思うかというと、努力だけではあそこまではなれなかったと思っている。

もちろん努力はされたが、チャンスに恵まれたということも手伝っている。

人との出会いについては「一期一会」というが、

同様にわかりやすい相場、初心者でもトレードしやすい相場に出会うことが大切だとつくづく思う。

芦屋にお住いの先生の場合、

リーマンショックの時期のおかげでやりやすかったとご本人の口から公言されるし、

彼はFXを初めて3か月目で利益を出し始めた。

この先生が口癖のようによく言うことは・・・

「絶対に確実なわかりやすい相場環境になるまで手を出さない。

その一方、おいしい場面を絶対に逃さないようにすれば、初心者でも利益は出せる」

これはウオーレンバフェットの考えに通じるものがある。高い木の枝に止まって獲物を見つけるまでひたすら待っている鷲のように・・・・

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