特殊な才能ではなかった
子供の頃から、「天才」という言葉を耳にタコができるほど聞いた。
世の中には「非凡な才能」や「生まれ持った能力」にやたらこだわる人が多い。
そして、成功者をみて彼らは特殊な「天才」だと区分して自分にはまねができないと決めつける。
結論から言って、「生まれ持った才能」よりも「情熱」と「粘り強さ」によって成功する人の方が多いようだ。成功者と話していてわたしが感じるのは、彼らはアインシュタインのようなIQをもっているとは到底思えない。「えっ!そんなこと知らないの?」と思える場面もあった。
でも、一人のFX成功者は静岡県の貧しい団地に生まれ普通の生活をしていたが、FXで成功しドバイに30億円の家を持ち、PCひとつでどこででもFXトレードはできるので、主にヨーロッパにいることが多い。今ではFXだけでは物足りず、暗号通貨をかなり保有している。
こんな人も知っている。リーマンショックの頃に貧乏生活から脱却しようと、FXを始められた。今では香港に自分の証券会社を持ち、セレブが住む芦屋の山腹に豪邸を構えておられる。何回か食事をご一緒したときに言われた発言が忘れられない。
「車だと減価償却に5年もかかるからビジネスジェット機を買った。これだと減価償却は2年だから」
それ以外にも面識がある方で圧倒されるのは、シンガポール在住のFXトレーダーで約1時間のスキャルピングで200~300万くらいは稼ぐ方がいる。TV出演もされていた。
この3人にお会いするまでは、ぼくは彼らは特殊な人間だと思っていた。ところが、お会いして話をしてみるとごく普通の方々で、頭がいいという印象は全く受けない。ただ一つの共通点がある。
それは3人とも最初は挫折に挫折を重ねていたにも関わらず諦めなかったポジティブ人間であったということ。どうやらそれが「成功する人」と「成功しない人」を区別するものらしいと感じた。

呑み込みの早い孫と呑み込みの遅い孫
わたしにはアメリカ、ユタ州に3人の孫がいる。
1人目の孫は頭脳明晰。3人目の孫は理解度に問題がある。ところがテストの結果は3人目の孫の方がいつも優秀。3人目の孫は自分が呑み込みが悪いことを自覚してか、授業の欠席はなく、忘れ物もなく、授業中ふざけることもなく、よそ見もせず、ノートをしっかりとって、よく質問をする。最初から一人目の孫のように問題を解けなくても、諦めずに何度も挑戦する。昼休みや午後の選択科目の時間には教職員室に行って「先生、教えてください」と頼み込んだりする。どうやらこれが原因のようだ。
FXも同じなのかもしれない。先ほど紹介したわたしの知人(友達とはいえない)は3人とももうひとつの共通点がある。なんとマジでこまめな性格だ。すべてのトレードはきちんと記録されている。そしてたまに過去のトレードを見て自己反省するらしい。とれもまねができない!
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