この記事はこういう方のために書いています
●FXトレード歴が浅く、自分が扱っている通貨ペアの動きやすい時間帯をまだ知らない方
●なぜ時間帯を気にした方がいいのかまだ理解できていない方
トレード市場は24時間稼働していますが、それぞれの通貨ペアはある特定の時間帯にのみ活発に動きます。従って、特定の時間帯を狙い、動きにくい時間帯は避けるのが重要です。
FXトレードにおいて「勝ちやすい時間帯」や「最適なトレード時間」は、通貨ペアやトレードスタイル(スキャルピング・デイトレ・スイングなど)によって異なりますが、世界の市場の開場時間を意識することがとても重要です。間違った時間帯にエントリーすると、本当に動かないので時間の浪費にもなります。以下に、主なマーケットの時間帯と、それぞれの特徴を整理します:

世界のFX市場の時間帯(日本時間
時間帯 | 市場 | 特徴 |
---|---|---|
6:00〜15:00 | オセアニア・アジア(東京) | 比較的値動きが穏やか。USD/JPYやAUD/JPYなどが動きやすい。 |
15:00〜21:00 | 欧州(ロンドン) | 流動性が高まり始める時間帯。EUR関連が活発に。 |
21:00〜翌2:00 | 欧州+米国(ロンドン&NY重複) | 一番ボラティリティが高く、トレードチャンスが多い「ゴールデンタイム」 |
2:00〜6:00 | NY単独 → 閉場 | 徐々に値動きが小さくなっていく。 |
勝ちやすいおすすめ時間帯
ロンドン・NY市場が重なる時間帯(日本時間21:00〜翌2:00)
- 最も取引量が多く、値動きが活発
- 特に米ドル・ユーロ・ポンド関連で大きな動き
- 指標発表も多い(22:30〜24:00あたり)
おすすめ通貨ペア:
USD/JPY、EUR/USD、GBP/USD、EUR/JPYなど
ロンドン市場オープン直後(日本時間16:00〜18:00)
- トレンドの発生が起きやすい時間帯
- 日本時間の相場から欧州の値動きへ切り替わるタイミング
おすすめ通貨ペア:
EUR/USD、GBP/JPY、EUR/GBPなど
東京市場オープン直後(日本時間8:00〜15:00)
- 日本勢の動きが出る時間
- 特に日経や日銀関係でUSD/JPYが動きやすい
おすすめ通貨ペア:
USD/JPY、AUD/JPY、EUR/JPYなど

トレードに不向きな時間帯
時間帯 | 理由 |
---|---|
6:00〜9:00 | 流動性が低く、スプレッドが広がりやすい |
2:00〜6:00 | 米市場終了後で値動きが鈍いことが多い |
あなたのトレードスタイルに合わせた選び方
トレードスタイル | 向いている時間帯 |
---|---|
スキャルピング | ロンドン〜NY重複(21:00〜翌1:00) |
デイトレード | 東京〜ロンドン前半(9:00〜18:00) |
スイング | 時間帯はあまり問わないが、指標・発言前後を避けると安定しやす |
通貨ペア別の「時間帯ごとの勝率分析データ」(日本時間基準)

通貨ペア別の「時間帯ごとの勝率分析データ」は、FXの自動売買やバックテストツール、ブローカー提供のヒストリカルデータを使って集計されるものですが、ここでは代表的な通貨ペアについて、**世界中のトレーダーによる統計や傾向分析に基づいた「勝ちやすい時間帯の傾向」**をまとめたものをご提供します。
通貨ペア | 勝ちやすい時間帯(東京/ロンドン/NY) | 理由と特徴 |
---|---|---|
USD/JPY | 東京時間(9:00〜11:00) NY時間(22:00〜24:00) | 東京時間は日銀関連や仲値決定で動く。NY時間は米指標で大きく動く。 スキャルにもデイトレにも向く。 |
EUR/USD | ロンドン~NY時間(16:00〜翌2:00) | 世界一取引量が多く、欧州と米国の経済指標で大きく動く。 21:30(米指標)と23:00(欧州発言)に注意。 |
GBP/USD | ロンドン時間(16:00〜20:00) | 英経済指標・中銀発表が多く、ブレが大きく勝負向き。 ロンドンオープンの急変動を狙う戦略が多い。 |
EUR/JPY | 東京時間(9:00〜11:00) ロンドン時間(17:00〜20:00) | クロス円なので東京時間に動きやすい。欧州時間にもユーロ主導で強い動きあり。 |
AUD/JPY | 東京時間(8:00〜12:00) | オーストラリア・日本の時間帯が重なり、値動きが素直。 比較的ボラが少なく安定したトレードがしやすい。 |
NZD/USD | オセアニア時間(6:00〜9:00) NY時間(22:00〜1:00) | ニュージーランドは早朝(東京前)に指標発表多め。 NY時間は米ドル主導のボラあり。 |
USD/CHF | ロンドン時間(16:00〜21:00) | スイス経済指標が欧州時間に集中。 値動きはEUR/USDと似るがやや小さめ。 |
USD/CAD | NY時間(21:00〜翌1:00) | カナダと米国が同時開場。原油相場の影響も受けやすい。 米・加指標重なる22:30〜23:30が勝負時間。 |
✅ 時間帯ごとの勝率傾向(平均的な統計参考)
過去の大手データプロバイダー(MyFxBookやOANDAなど)のバックテスト統計やプロトレーダーの傾向から:
時間帯 | 平均勝率傾向 | 解説 |
---|---|---|
9:00〜11:00(東京序盤) | 勝率やや高め(スプレッド安定・動きも緩やか) | クロス円を中心にレンジ抜けを狙いやすい時間帯 |
16:00〜18:00(ロンドンオープン) | 勝率が上下しやすい(急騰・急落) | 上級者向け。大きな流れが出やすいが、騙しも多い |
21:00〜翌2:00(NYタイム) | 勝率高め(トレンドが続きやすい) | ボラティリティが最大。デイトレ・スキャル向け時間帯 |
2:00〜6:00(NYクローズ) | 勝率低め(流動性が極端に下がる) | 取引は非推奨。スプレッド拡大&方向感なし |

100円からトレードができるので、初心者にはお勧め!(クリックできます)
💡補足:こんなトレード時間の選び方が効果的!
あなたの生活リズム | 向いてる時間帯 | 向いてる通貨ペア |
---|---|---|
朝だけトレードしたい | 9:00〜11:00 | USD/JPY、AUD/JPY |
夕方に集中したい | 16:00〜18:00 | EUR/USD、GBP/USD |
夜にガッツリ稼ぎたい | 21:00〜1:00 | USD/JPY、EUR/USD、GBP/JPY |
スイングトレーダー | 指標のない時間帯を狙う | どの通貨でもOK(エントリー時間は慎重に) |

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