損失を出したときの対処法

FX

前回は損失を出したときトレーダーはどんな気持ちになるかについてお話しした。
今回は、その対処法について4つの提案をさせていただきたい。
この中から1つでもあなたに使えそうなものがあるだろうか?
あれば幸いだ。

持っているものは何?

お金を失うと言うことは、無意識に(あるいは意識的に)自分の生存の危機を感じるからだ。
その延長戦で言えば、0.01ロットでトレードして250円だけ損失を出した。そして、あなたには1億円の金融資産がまだ残っているとすると、250円は大きな心理的ダメージにはならないだろう。

言い換えれば、失った金額にどれだけ執着があるかによって、心理的ダメージが変わる。

仮に失った金額が30万円で金融資産は1000万円だとすると、これは心理的ダメージが大きいかもしれない。もちろん、個人の性格や考え方によって大差がある。

そう、大差があるのだ!

そこで提案したいのが、自分にまだ残されているものに目を向けること。
なぜならば、わたしも含めて、多くの人々は失った直後は、失ったものに神経が集中している。
そして、それに集中すればするほど、惨めになる。

かの有名なナポレオン・ヒルという「思想は現実化する」(きこ書房出版 約1億部の空前のヒット)の著者は感謝リストを作ることで自己否定感を避けることを提案している。

感謝リストを作ってみると意外と日頃当たり前に思っていたことに感謝する。
●特に大病を患っているわけでもない。病院ではベッド数が足りないぐらいだというのに。
●3食ちゃんと食べている。世界では大勢の食べることができない子供がいて栄養失調だというのに。
●住む家がある。
●衣服もある。
●まだ息をしている。いくらでもやり直せるし、まだ若い。
●心配してくれる家族がいる

損失を生かす

あるプロFXトレーダーから学んだことをそっくりそのままあなたに横流しをすると、
わたしの先生がFXで成功できるようになったきっかけは、記録をつけるようになったことらしい。
一にも、二にも、三にも過去のトレード記録をつけることと言われる。

毎回ノートにトレードを日記を書かれたらしい。(チャート画像つき)
●何が起こったのか?
●よい点と悪い点
●そこから何を学べるか?

つまり、先生が曰く・・・

「失敗は成功の元、なぜならその逆をすれば勝つわけだから」とおっしゃった。
まあ、確かに、失敗するたびに賢くなるのかもしれない。

確かに、自己反省はいいかもしれない。
上に4時間足の抵抗帯に気がついていたら取れていたとか、損切り幅を40pips とっていたら、
大きく利確できていたのに、とかわかると、さほど落ち込まない。

深呼吸とアロマ

香りというのは、脳の大脳辺緑系に直接働きかけ、感情や記憶を司る海馬や扁桃体を刺激する。
これは短時間に効果があるので、とてもお勧めで自分も実行している。100円ショップでいろいろなものがあったが、自分は適当に好きな香りを選んだ。どの香りが何の効果があるとかは勉強していないので、気になる方はネットで調べたらいかがだろう?

深呼吸に関しては、多少の専門知識を持っている。
中国の気功術を少しだけかじったことがある。
右手と左手をだんだんと広く話してもオーラを感じ、それを他人に転写するレッスンを受けて、
こういう世界もあることに意外性と喜びを感じた。

そこで学んだのが、丹田呼吸法の重要性だった。
丹田とはおへそのあたりで、空手の選手ならよく知っているらしい。
そこを意識しながら、腹式呼吸で(つまり、息を吸うとおなかが膨らむ)吸って、
そこからが大変!!1分間ぐらいかけてゆっくりゆっくりと苦しくなるまで吐ききる。
「苦しい!これ以上息を吐けないよう」という限界に挑戦すると、なんと足先がポカポカしてくる。

そんなことはどうでもいいと言われるだろうが、
心が落ち着く。

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